以前「振り角の測定」で、「時計修理技術読本」という本から一文を紹介しています。この中で時計の中の大きな音について(1)から(3)までを挙げ、その中でも(3)が大きいと書いてあります。
これは本当のことでしょうか?
実は、私自身この文章に懐疑的です。実際に測定すると、必ずしもそうでも無いように見えるのです。ただ、チック・タックの音はこの三つの成分が関係していることは事実です。振り角を測定する時にはどの音が大きいというのはそんなに意識しなくても良いので、あえてこの一文を紹介しました。
それとは別に、片振りを測定する時には、どの信号を捉えるかというのは重要な問題です。shoさんが懸念されているとおり(1)から(3)までの時間は片振りには無視できないほど大きな物だからです。
ただ、常に(1)を安定して捉えられれば、振り角を測定できますし、これは(2)でも(3)でも同じことです。(1)を捉えたり、時には(3)を捉えたり安定しない時にはすべての測定が安定しないでしょう。びぶ朗には一応その為の対策が施してありますが、それでも万全ではありません。
ん〜なんて表現すれば良いんでしょうか。
時計それぞれの個性によって脱進機から出る音が違うんです。1振動ごとの音も同じではありません。その結果、都度微妙にばらつきが出てしまうのだと思います。
2日間この記事を暖めながら書いてきましたが、考えをまとめるのに失敗しました。とりあえず、いったん公開して、また別の機会に説明し直します。

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